2019年5月24日金曜日

2019.5.19 牧師室便り


~天の本国を見つめながら~

「バビロンの流れのほとりに座り、シオンを思って、わたしたちは泣いた。竪琴は、ほとりの柳の木々に掛けた。」(詩編13712)                 
 先週の15日~16日の二日間、私たちの教会を会場として中国人伝道集会が開かれました。2030人ほどの集会でしたが、母国語の中国語でメッセージを聞き、讃美し、祈ることで、集われた皆さんは大きな励ましを受けたことでしょう。外国人の皆さんにとって国を離れて日本、富山の地に定着し、長い年月が流れて言葉の壁と文化の違いに慣れるのはなかなか難しい課題であるのは言うまでもありません。昔、バビロンで捕虜としての生活を余儀なくされたイスラエルの民がエルサレム神殿礼拝を思い起こしながら涙で讃美していた姿が重なって見えましたね。わが教会が皆さんに少しでも慰めと励ましの場を与えることができたことを嬉しく思います。


さて、先日は娘のパスポートの期限が切れて、新潟の領事館に行ってきました。3時間を超える一直線の北陸自動車道を走りながら、ふと、“いつまでこの道を走らなければならないのだろう!”という思いがしました。恐らく日本での生活を終える日まで、何度もパスポートとビザ更新のために領事館と入国管理局に行き来することになるでしょう。これは私たちが世界どこの国に行っても同じく経験すべきことです。・・・私たちは天国を故郷とする天国人です。天国の民となれば、二度と更新の手続きは要りません。しかしながら、本国を忘れているような日々を過ごしていませんか。ぜひ、天国人としての信仰を確かめつつ、天を見つめながら賛美の声をあげたいですね。

来る69日は教会の誕生日であり、聖霊によって言葉が通じ合えるようになったペンテコステです。昨年同様、各国の言葉による礼拝をささげたいと思います。願わくは、小泉町教会のペンテコステ礼拝を通じて神の家族の皆さんが天国を垣間見ることのできる恵みに与りますように・・・。シャローム!

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