2026年1月4日日曜日

2025.12.21 小さな泉の恵み

 ~飼い葉桶から始まる平和~

  標記タイトルは、『聖書教育』12月号p.7から引用したものです。イエスが誕生した世界は、いわゆる「ローマの平和」(パックス=ロマーナ)の時代でした。しかしその「平和」は、支配層・富裕層にとって都合のよい「平和」であり、庶民は、抵抗する術を奪われ、傷つき、飢え、病に倒れていく者があふれていたといいます。まさに“破壊と殺戮と掠奪を偽って「支配」と呼び、荒涼たる世界を作り上げて「平和」と名づける”(タキトゥス)ということだったのです。

そうした世界のなかで、羊飼いが天使の言葉を受け取り、神の子を見つけ出す。その乳飲み子は飼い葉桶に入れられていた。当時の「羊飼い」は、蔑まれた仕事であり、共同体からはじき出されていた存在でした。しかし、飼い葉桶の乳飲み子が世界を新しくしてくれる。 メリークリスマス。

ここに神のまなざしが、どのような人に注がれていたのか、理解できます。聖書では、羊と羊飼いがよく出てきますが、パックス=アメリカーナの今日も、視線を向けるべき方向を主は示しておられます。「(主は)なお、低く下って天と地をご覧になる。弱い者を塵の中から起こし、乏しい者を芥(あくた)の中から高く上げ、自由な人々の列に、民の自由な人々の列に返してくださる」(詩編113:6-8)

主日礼拝前の教会学校(聖書の学び)では、いつも歴史と地理を背景に分かりやすく教えて

いただける稲垣兄弟に感謝です。          

                               S.T.兄


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