2025年5月15日木曜日

2025.5.4 牧師室便り

                   「主の宮を清める喜び」

先週の火曜日、休日にもかかわらず、教会の2階に6名の有志の方々が集まり、「主の宮をきれいにしよう」という思いのもと、長らく手をつけられずにいたゴミや古い本、備品などの整理に取り組んでくださいました。

教会の60年の歴史の中で、歴代の先生方の足跡が残る物を手放すのは簡単ではありません。しかし、いつまでもそのままにしてはおけないという思いが一致し、子ども礼拝室、応接室、ゲストルームまで、丁寧に片付けと掃除、修理を進めました。

埃の中で作業しながらも、次第にきれいになっていく部屋を見て、皆の心もすっきりと整えられたように感じました。ぜひ皆さんにも、2階の新しい姿を見に行っていただきたいと思います。「新しくなる」ということの喜びを、きっと実感できるはずです。

この出来事は、私たち一人ひとりの心の状態についても問いかけているように感じました。私たちの中にも、「捨てたくても捨てられない古いもの」があるのではないでしょうか。長年染みついた考えや習慣、あるいはイエス様が喜ばれない思い、心の奥に残っている罪の問題などがあるかもしれません。しかし、私たちの体は聖霊が住まわれる神の神殿です。そうした場所にイエス様をお迎えできるでしょうか?

イエス様がエルサレム神殿をきよめられたとき、「わたしの家は祈りの家である」と語られたように、神の神殿としての私たちの日々の生活と、キリストの体なる教会として、まずは祈りによるイエス様との深い交わりのもと、古いものを手放し、新しいものが生まれるような歩みを大切にしていきたいものです。

神の家族の皆さん、日々、聖霊様と心を通わせながら、自分の内側を整え、主に喜ばれる歩みを心がけましょう。皆さんの「心の部屋」はいかがでしょうか? 今こそ、掃除のときかもしれません。シャローム!



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