「涙と共に希望の種まきを」
先週の木曜日、2024年度最後の「小さな泉のカフェ」を開きました。この一年を振り返ると、「小さな泉のカフェ」を通してどれほど大きな恵みがもたらされたかを思わずにはいられません。 すべてを導き、満たしてくださった父なる神に、心から賛美をささげます。
特に今回は、「小さな泉のカフェ」を終えた後、地震の被害を最も多く受けた町野町を訪れることができました。数ヶ月ぶりに訪れた町は、崩れ落ちた家々がかなり解体され、整備が進んでいました。しかし、いまだに傷跡がそのまま残る家々や道路、そして山の姿は、一年前の地震の悲惨さを物語っていました。
多くの家が解体された中、遠くの畑で一人の年老いた女性が黙々と耕している姿が目に入りました。その背後には、崩れ落ちた家がそのまま残っていました。その光景を見て、何とも言えない感動を覚えました。まるで絶望しか残っていないかのような町の中で、彼女は畑を耕している…。彼女はどのような思いでその手を動かしていたのでしょうか。その姿を見ながら、詩編126編の言葉が心に浮かびました。「涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる。種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は、束ねた穂を背負い、喜びの歌をうたいながら帰ってくる(5-6節)」
愛なる神が、この町の人々や能登の被災された方々に希望を与えてくださいますように。彼らの涙を拭い去り、希望の実を結ばせてくださいますように。そして、「小さな泉のカフェ」がその働きのために用いられますように。
私たち富山小泉町キリスト教会も、2025年という新しい一年の歩みを始めようとしています。どんな試練があろうとも、どんな涙を流すことがあろうとも、やがて神が喜びの実を結ばせてくださることを信じて、共に恵みの畑へと出かけてまいりましょう。シャローム!
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