「背後からの恵みを見つけよう」
本日、皆さんに『素晴らしきかな、人生』という映画を紹介します。この映画の原題は『Collateral Beauty』(二次的な美しさ)であり、試練の中にある美しさを描いています。
主人公は広告代理店の経営者として成功を収めていました。彼は仕事や人生を考える中で、常に「時間」「愛」「死」という三つの概念を問いかけつつ、この三つをつなげることで、人の人生が成り立っていると伝えていました。ところが、彼は突然の悲劇によって人生の意味を見失ってしまいます。それまで信じていた「時間」「愛」「死」という三つの価値に疑問を抱くようになります。しかし、さまざまな人々との出会いを通じて、これらの概念の本当の意味に気づいていきます。映画は彼の旅路を通して、「喪失や苦しみの中に隠された美しさ」に焦点を当てています。人生には悲しみや試練がありますが、その中にこそ愛や絆、希望が生まれることを示しています。大切な人を失った悲しみや喪失感の中で、「時間」「愛」「死」という概念を再考することの大切さを教えてくれる作品です。
信仰者として私は特に「愛」という言葉に注目しました。映画の中で愛はこう語ります。「私はすべてに宿っている。私は闇であり、光であり、陽の光であり、嵐でもある。私はあなたの子供の笑顔の中にも、そして今、あなたの痛みの中にも宿っている。私こそが、生きる理由なのだから。私なしで生きようとしないで。」…この言葉と、主イエスの「私は世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいる」(マタイ28:20)という約束が重なります。そして、この愛の中には、永遠に生きる復活のメッセージが込められていることに気づいて生きることが大切ですね。
ぜひ、今日この映画を通して、皆さんに与えられている「時間」「愛」「死」について考えてみましょう。そして、私たちに与えられている神からの贈り物~時間の恵み、愛の恵み、死の恵み、そして永遠の命の祝福~を見出しながら、それを私たちの生活の中で実践し、「本当に美しく、素晴らしきかな、人生」と告白できるようになりたいと思います。
神の恵みは、私たちの思いを超えて、私たちの背後から静かに訪れてきます。その恵みを見つけ出し、心から神様を賛美し、栄光をお返ししましょう。シャローム。
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