~食料高騰(食料危機)に備える~
米国、ハリケーン「ミルトン」の破壊的な風、大雨、高潮に備え、フロリダ州の肥料工場は10月9日に閉鎖されました。その工場では米国のリン酸肥料輸出全体の約40%、肥料輸出全体の27%がその地域から輸出されています。今後のリン酸塩市場はさらに逼迫するでしょう。リン酸は植物の生育にとって欠かせないものであり、根の生育を良くしたり、開花・結実を良くする必須肥料です。それが不足してくるということは、今後肥料が高騰し、野菜やその他の食料が高騰してくることを意味しています。今年は暑さのせいで野菜が育たず、高騰していますが、来年もさらに高騰することが予想されます。「結局芋を食べるのかあ。」と思いきや、芋の生産も上手くいかなくなるかもしれません。
そこでお勧めなのが家庭菜園です。人口を養うのにベースとなる慣行農法ではどうしても大量生産・大量供給するために化学肥料が必要となります。しかし、家庭菜園ならば、化学肥料を使わずとも野菜を作ることができます。米ぬかにはリン酸が多く含まれていますし、他の栄養素も含まれています。是非とも米ぬかと微生物の力を借りて、病気に負けない元気野菜を作って健康な体作りに取り組んでいきませんか。始めは作りやすい物からでよいです。それから少しずつ自信を付けて、次第に自給率を高めていくことが食料高騰時代を生き抜く知恵ではないでしょうか。
S.H.姉
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