~ 主に知られる恵みを ~
先週の水曜日、敬愛する富山N教会のI牧師が心筋梗塞で召されたとの知らせが届きました。I先生とは教派も違い、深い交わりを持つことはありませんでしたが、富山市民クリスマスの委員会でお会いするたびに、いつも笑顔で接してくださり、常に熱心に福音伝道に励んでおられた先生でしたので、突然の知らせに驚きと悲しみでしばらく何も手につきませんでした。
木曜日の前夜式、そして翌日の葬儀・告別式では、多くの方々が先生の生涯を偲びました。司式を務められたK教会のK先生のメッセージの中で、I先生は末期の膵臓癌と診断され、しばらく入院生活をされていましたが、病床にあっても伝道集会の準備などに取り組んでおられ、退院されることを信じておられたとのことでした。
I先生の最初の赴任地は能登半島の輪島教会で、そこで結婚し、長男を授かったそうです。そのため、今年の能登半島の地震と豪雨による被害は先生の心を深く痛め、輪島教会の復興に尽力しておられたそうです。葬儀では、先生の遺志により、お花料を輪島教会の復興に用いるようにとの願いが伝えられました。
K先生は詩篇22篇とガラテヤ4章の御言葉を取り上げ、「神は私たちを決して裏切られることのないお方であること、また神が私たちを知っておられること」を語られ、I先生への神の御心を示されました。
私たちも突然の病の宣告や愛する者との突然の別れを経験することがあります。しかし、私たちの神はすべてをご存知であり、決して私たちを裏切ることなく、神の子どもとされた人々への十字架と復活、永遠の命と御国への約束を必ず成し遂げられることを信じ、神の御手にすべてを委ね、与えられた人生を全うしていきたいと願います。
I先生の突然の召天に悲しみの中にあるご遺族やN教会の皆さんの上に、主イエスの慰めと助けが注がれますように祈りましょう。神の家族の皆さんも、先に天に召された愛する神の家族を偲びつつ、天の御国の希望を抱きながら、福音伝道の歩みを続けてまいりましょう。お一人お一人の人生とすべての歩みが神に知られていることを覚え、御手にゆだねつつ祝福された歩みを続けましょう。
シャローム!
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