今日は、子どもの日です。皆さんの子ども時代に皆さんの人格形成に影響を与えた人はどなたですか?
3月初旬に秩父で単身生活している兄が階段から落ち骨折するなどの事故があり、秩父に行き兄と生活し、台所や部屋を片付けて自立生活ができる体制を整えました。
兄は、高校を卒業し日本で最初にできた写真専門学校に入学し、NHKのグラビア写真を撮るなどの仕事をしたのちに、パリに行き約7年間ヨーロッパに滞在しました。
日本に帰国してからは、写真の機材を背負いながら、北海道の稚内から九州の佐多岬まで約2,500㎞を約3ヶ月間で歩きとおしました。その後東海自然歩道を東京から大阪まで行くなど、度々日本の国内外を徒歩の旅行をする自由人でした。
写真以外にフランス語で歌うシャンソンコンクールに毎年のように出場し、3位に入賞した頃は、赤坂のレストランでオンステージに招かれたり、高齢者事業所で歌声や大正琴のボランティア活動を行ったりしていました。60歳からは、著名な監督の演劇スクールに参加し、俳優としてスカウトされ、ある劇団に所属していました。
兄と共に約1ヶ月間生活をして、少年から青年期に兄と共に聞いた音楽や映画やテレビドラマのことなどを語り合いました。兄の影響でビートルズをデビューから聞くことができ、カンツオーネやシャンソン、そして、パブロ・カザルスのバッハなど、兄は、私の人格形成に大きな影響を与えていました。
「兄弟いつまでも仲良く」は、父の天に召される前の最後の言葉でした。「互いに愛し合いなさい。」主のみ言葉を思いを重ねつつ。
S.S.兄
0 件のコメント:
コメントを投稿