2023年11月23日木曜日

2023.11.12 牧師室便り

 ~ 牧師のセルフケア ~

先週6日、コロナ以降初めての対面による中部連合教役者会が名古屋教会で開催されました。無牧師の金沢教会と岐阜教会を除いた中部連合に属している牧師が全員集まることができました。そして今回の教役者会では、「セルフケアを考える」というテーマで、松見享子師(宣教研究所所員)による講演が行われました。主に、牧師及び牧師家族のストレスマネジメントという観点から準備されたとのことで、その場にいた中部連合の牧師夫妻から多くの共感が寄せられました。

 特に、コロナ危機を経て、諸教会にも様々な課題が生じ、各牧師たちも大きなストレスや課題を抱えていて、実際にストレスに覆われてしまったことで牧師としての働きを休んだり、病気を患ったりした方も多くいる現状です。

 考えてみると、牧師とは神からの召命を受け、人々に神の愛と御心を伝える者としての使命に生きる存在です。だからこそ、ストレスを受けたり、弱音を吐いたりすることなどとは関係のない人であり、すべてのことを祈りと御言葉の黙想など霊的な交わりを通して、いつも力強く信徒たちの模範として神の御心を伝える者という役割を担っていくことが求められてきたのも事実でしょう。

 自分自身を振り返っても、どんなことがあろうとできるだけ肯定的に、祈りと御言葉の黙想を通してストレスを解消してきたと思いますし、どんなストレスに対しても屈することはないと思ってきました。しかし、今回の学びを通して新たに気づかれることも多く、自分自身と家族の心と魂のケアが必要であることを強く示されるきっかけとなりました。

 牧師も赦された罪人に過ぎず、ストレス状態を引き起こす刺激(ストレッサ―)を多く抱えていることを認めつつ、聖霊様との交わりの中で上手にセルフケアできるような生活を築いていきたいと願います。また、神の家族の祈りと支えをよろしくお願いします。互いに重荷を背負い合っていきましょう。シャローム!



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