4月23日の礼拝で次のような話をしました。大の「祖父ちゃん子」だった長男が小学校に上がる前、よく妻の実家に預かって貰っていました。迎えに行くといつも「帰りたくない」と大泣きします。ある日私が迎えに行くとよく寝ていたのでそのまま車に乗せ帰りました。ところが途中で起きてしまいやっぱり大泣き。「おじいちゃんの家がいいの!家になんか帰りたくない。お父さんなんか大嫌い(長男)」「いいよ。お父さんはしょうちゃんのことが大好きだから、そんな小さいことでしょうちゃんを嫌いにならないよ。」そこから「お父さん大嫌い!(長男)」「しょうちゃん大好き。」と延々繰り返しているうちにまた寝てしまいました。礼拝ではここまでお話しました。さて翌日、息子が妻に突然、「お母さん嫌い。」と言いました。昨夜、私から何度も「しょうちゃん大好き」と言われたので、それを妻にも求めたのです。彼には悪意は無かったのですが、なんの脈絡も無く最愛の息子に嫌いと言われた妻は驚きのあまり固まってしまいました。そこで「ウチはお母さんのことが大好きな人ばかりだから、そんなこと言う子はウチから出ないといけないよ!」と叱りました。「大好き」と言われたかっただけなのに、父親から叱られて今度は息子が固まってしまいました。妻がその顔を見て息子を強く抱きしめて「お母さん、しょうちゃん大好き(妻)」。おかげで息子の顔に笑顔が戻りました。私の思慮の浅い言動から起きた一幕でしたが、息子にとっても何かを学んだように思います。
子育ては思ったとおりにならないところが面白い。子育て中の若い父母に主の励ましがありますように。再び教会に子供たちの姿が溢れますように。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである(マルコによる福音書10:14)」
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