2023年2月19日日曜日

2023.2.19 小さな泉の恵み

 2月15日の昼、北陸新幹線はくたか号で東京に向かっています。はくたか号では、長野駅に着く手前でトンネルを抜けると左側に千曲川が流れ、右側に賛育会の豊野事業所のビルを見る事ができます。

2019年10月の台風19号千曲川堤防決壊で賛育会の3つの建物の1階が水没してしまい、甚大な被害を被りました。被災後、数週間後に川渕映子さんと富山ムスリム協会の代表サリム・マゼンさんが、彼の子どもたちとYMCAのリーダーたちを連れて、募金を持って支援に来てくださった時の事を想い出しました。

 この文を書いている今、川渕さんとマゼンさんは、トルコ・シリア大地震で被災している地域に支援を届ける為に日本を飛び立っています。マゼンさん達は、シリア内戦で破壊された町に学校を設立したそうですが、そこも地震で被災したそうです。現地では、10日間の予定で被災地を巡り、南部のシリアとの国境近くにあるアンタキヤの難民キャンプに物資を届けるほか、今後の復興に向けてどんな支援が必要か聞き取りを行う予定だそうです。

 トルコとシリアにYMCAはなく、クリスチャンとして、支援を見える関係で届けるのは難しかったのですが、富山では川渕さんとマゼンさん達の支援活動に協力したいと思います。お二人の活動が安全に、効果的に進み、無事に帰国されることをお祈りします。

                                   島田 茂


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