2023年2月12日日曜日

2023.1.1 牧師室便り

 ~ 小泉町教会の駅伝へ ~

「わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか、信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら。(ヘブライ12:1~2)」

 毎年の年末年始にテレビをつけると必ず流れているのが「駅伝」です。高校、大学、実業団の大会が続きますね。

各チームの選手たちが長距離をリレー形式で、各走者は競技用の「たすき(襷)」を身に着けた状態で走り、中継所では前の区間の走者から次の区間の走者に「たすき渡し」を行ない、チームとしてのゴールを目指す競技です。私は毎年同じ光景を見ながら、日本人のマラソン好きをつくづく感じています。

 今日から小泉町教会の新しい駅伝レースも始まりますね。もちろん、何か記録のために走るわけでも、何か賞をもらうための走りでもありません。また一人、一人と、各自が個別に走り抜くわけでもありません。私たちのレースは小泉町教会という共同体による走りであり、常に隣の神の家族と手をつなぎ支えながらの走りとなります。だから、途中で脱落する人を一人ぼっちにすることもしませんし、走りの速度が遅いからといって無視することも、走りが速いからといって自慢することもあってはなりません。求められるのは、神の家族同士が、主イエスをはじめ、おびただしい証人の群れからの応援を受けながら、互いに重荷を担い合いつつ、私たちに定められた競走を忍耐強く走り抜くことです。

 今年の小泉町教会のレースにおいて天候に恵まれない時もあるでしょうし、体調を崩す方も現れるでしょう。しかし、決してレースをあきらめたり、立ち止まったりすることはありません。私たちより先に走り終えられた信仰の先人たちからの応援を受けながら、私たちを励まし、力をくださる聖霊に満たされることです。私たちの信仰の創始者また完成者である主イエスを見つめながら、2023年に定められたレースを走り抜きたいものです。シャローム!


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