2021年2月16日火曜日

2021.2.7 牧師室便り

 ~ボンヘッファー牧師を思う~

 先週、韓国の母教会の後輩の姉妹からあるYoutube映像が届きました。その映像は私が尊敬してやまないドイツのボンヘッファー牧師が1945年ナチ政権によって殉教する前、処刑の約4ケ月前に婚約者のマリア宛に獄中から送られた詩でした。彼が書いた最後の詩として知られる「主の善き力に守られて」という詩にSiegfried Fietzが曲をつけた讃美歌でした。この映像が届けられた朝、その歌を聞きながら心の底から込み上げてくる感動を抑えることができませんでした。
 
 まさに、死を前にし暗闇と絶望に追い込まれながらも、神への揺るぎない信仰のもとで、人知を超えた平安と慰め、希望に満ちるキリスト者の姿を見ることができます。 
 
 実は、ちょうど本日の宣教の主題である「聖徒の交わりを信じます」という内容を準備しながら、ボンヘッファーの「共に生きる生活」という書籍を黙想していた私でしたので、不思議な神の導きというか、神の関わりを感じることができましたね。とりわけ今新型コロナウイルスによって疲れ果てている人々、また未来の見えない世界を生きる私たちに、何を希望とし歩むべきなのかについて勇気と知恵を与えるボンヘッファー牧師の言葉に心を合わせたいものです。シャローム!
 

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