2020年11月29日日曜日

2020.11.8 牧師室便り

 ~ コロナと共存するために ~ 

 2週間に及んだ自主隔離がやっと終わりました。その間、できるだけ人と接することを避けるために平日は教会の牧師室と2階の部屋で、主日は牧師館の使っていない物置の部屋で過ごしました。食事も一人でしました。もちろん、体の健康状態はいつよりも良く保てていましたし、心情的には神の家族を訪ねたい思いでいっぱいでしたが、国が定めた法律でしたので、感謝しつつ2週間の時を一人で楽しむことができました。

 教会という同じ場所にいながらも、礼拝に出席できないということは自分にとってとても不思議な経験でしたね。礼拝堂から聞こえてくる皆さんの歌声を聴きながら、一緒に声を合わせ賛美し一人だけの礼拝をささげました。何より、坂上兄、浅野姉の二人の執事の証し宣教を聞けたことが大変嬉しかったし感動を受けました。これぞ、宗教改革精神であって、御言葉に生きる実践としての信徒説教者を立てていくという教会本来の使命であることを再三確かめることができました。ぜひ、神の家族お一人お一人も証し礼拝を通して各自が体験した恵み、また確信している信仰を公に語ることを積極的にしていきたいですね。

 さて、コロナによってほぼ一年間、わたしたちは多くのことを中止せざるを得ませんでした。主の晩餐式も、礼拝後の教会学校も、昼食も、聖書の学びも、英語・中国語礼拝も・・・。これから寒くなるにつれ、なおさら難しくなるのでは?という意見も聞かれます。しかし、これでいいだろうか。世間ではGO TOトラベル、GO TOイートなど、どんどんと新しい政策を打ち出し、社会全体もそれに応答しようとしているのに・・・。私は牧師として常に祈りと決断の場に立たされてきましたし、その度ごとに選択をして歩んできました。とりわけ「コロナとの共存」が課題とされている今、いつまでもコロナを恐れ何も行わないのであれば、それが信仰的だろうか、主イエスが望まれるのは何であろうかと問いかけられています。神の家族の皆さんはいかがでしょうか。今のままでいいでしょうか。「コロナとの共存」への具体的な歩みを始めるために主の御心と知恵、勇気をいただきたいものです。シャローム!

0 件のコメント:

コメントを投稿