2020年9月21日月曜日

2020.8.2 牧師室便り

~弱さが誇れますか~

「すると主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。」(Ⅱコリント12:9

いつも神の家族の皆さんの祈りと支えをありがとうございます。              

先週はお騒がせしました。皆さんに執り成しを求めた通り、首に出来た甲状腺炎症のため、中央病院で診察を受け、血液検査とエコー検査をしてもらいました。医者からは、“ガンではないと思うが、甲状腺の中に出血があり、それが溜まって腫れたのでしょう”とのことで、手術の有無やその他の詳しいことは次回の穿刺吸引細胞診(針で溜まっている部分の細胞を検査)で決まるとのことでした。その結果が820日に出るそうです。今しばらく落ち着かない日が続きますが、私もいつものように過ごしていきますので、神の家族の皆さんも、引き続きお祈りくださいね。

実は、牧師として自分の弱さを明かすことについていつも迷ってしまう私ですが、とりわけ病については神の家族に正直に分かち合い、祈っていただくことを心がけて過ごしてきました。それは、牧師だからと言って、偉そうに常に強がるということはかえって不信仰だと思ったからです。

使徒パウロは書簡の中で弱さを隠そうとしたことはありませんでした。むしろ“弱さを誇りましょう”と勧めていたことを知っています。このパウロの姿勢は、もともと主イエスから教えられたことだったはずです。主イエスは十字架を前にしたゲッセマネの園で、ご自身の弱さと悲しみを隠さず、弟子たちに分かち合われました。そして、今私たちにも同じく勧めておられるでしょう。「互いに自分の弱さを誇り合い、執り成し合いなさい」と。

願わくは、神の家族お一人お一人が、正直に互いの弱さを分かち合う中で、主の御手の慰めと力強い恵みに与りますように、とりわけ病の中にある方々のための執り成しを休むことなく続けましょう。シャローム!

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