2020年9月22日火曜日

2020.8.23 牧師室便り

~ ひとりの兄弟の入会を喜ぶ ~

「兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。

・・・喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」(ローマ12:1015

新型コロナウイルスによって何もかも変わってしまった世界です。これからまたどのような変化があるか予測することすらできません。そんな中、私に一つの心配事があります。それは、コロナによって韓国に帰れないことです。実は、私の親も、義理の母も90歳前後の年寄りで、最近急激に体力が落ちている様子を聞いています。本来ならば、夏の休暇を利用して帰国する予定でしたが、コロナの関係で、帰国も、また再入国もほぼ不可能な状態となっています。ただ一つの願いとすれば、コロナがある程度収束し、交通便だけでも自由になることを祈るのみ。…ぜひ、牧師夫婦の韓国の親たちの健康が再会できる日まで守られるようにとお祈りくださいね。

本日、G兄の入会式を執り行い、わが群れの新たなメンバーとして迎え入れます。はるばるインドネシアの地から日本の富山の地に導かれ、昨年9月からわが教会の礼拝に出席しています。最初の日から兄弟は、礼拝を休むことなく、かなり遠い距離を自転車で通っています。牧師としては、いつも素敵な笑顔で礼拝に集い奉仕をするG兄の姿に励まされてきた日々です。兄弟との交わりの中で忘れられない出来事とすれば、昨年11月、G兄のインドネシアのお父様が突然召天されるということでした。あまりにも突然の出来事だったため、兄弟は帰国することができず、インターネット映像でインドネシアの母教会の葬儀に加わり、お父様との別れの時を過ごしていたことを覚えています。その時、泣きながらG兄は「大丈夫です。お父さんはイエス様と共に天国にいますから!」と語ってくれたことを忘れられません。

願わくは、G兄にとって小泉町教会が日本における家となり、家族となりますように。コロナ時代、神の家族一人一人が共に喜び、共に泣く神の国の素晴らしい交わりを味わいつつ歩みたいものです。シャローム!

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