2021年5月3日月曜日

2021.3.28 牧師室便り

 

~ 一歩一歩を主の御手に ~

 主は人の一歩一歩を定め、御旨にかなう道を備えてくださる。人は倒れても、打ち捨てられるのではない。主がその手をとらえていてくださる。(詩編372324)」

コロナで始められ、コロナで締めくくられた2020年度でした。昨年の今頃、突然の新型コロナウイルスの世界的パンデミックと緊急事態宣言が続く中、新年度をどう始めればいいのかと戸惑いながら、急遽礼拝休止を決めていたことを思い出します。その後2020年度の52回の主日礼拝はその時、その時の状況に応じ形式を変えながら休むことなく献げることができたことはわが教会にとって大きなチャレンジであって、もう一歩成長することができたのではないかと思います。「神は万事を益に変えてくださるお方」としての確信をもちつつ、神の家族お一人お一人が揺るがない信仰姿勢を貫かれたことを感謝します。

次週イースター礼拝と共に2021年の航海が始まります。もちろん新年度の歩みも全く予想できない状況にあります。コロナ危機がいつまで続くだろうか、ワクチンはいつになったら私たちのところに届くだろうか、オリンピックは予定通り開催できるだろうか、とりわけ2021年度の諸計画がまったく立てられない状況の中で不安定な一歩を踏み出すことになります。恐らく新しく選ばれた5人の執事の皆さんも何を計画し、進めればいいのかと戸惑っていることでしょう。

神の家族の皆さん、ぜひ、ノアの箱舟に乗っていると思ってくださいね。ノアの箱舟には人がすることは全くありませんでした。方向を変えることも、速度を上げたり下げたりすることもできなかったのです。ただ、箱舟を動かしてくださる神の御手にすべてをゆだねて航海を続けることでした。もちろん、ノアと家族は箱舟の中では神を礼拝すること、ゆだねられた動物や生き物たちを大切に世話すること、神に期待しつつ祈りを合わせることは休みませんでした。

受難週を迎え、イエス・キリストの十字架の恵みに浸されつつ、十字架の証人として、主の定められた一歩一歩を丁寧に歩み続ける小泉町教会の神の家族でありますように…。シャローム!

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