「ゴールデンウイークの驚くべき恵み!」
ゴールデンウィーク中、韓国から来た後輩に富山の見せたい観光地を訪ねた後、最後に温泉に行きたいとの要望もあり、私が大好きな「グリーンパーク吉峰 温泉ゆ~ランド」へ案内しました。ところが、入浴後に後輩が「鍵を忘れてしまいました」と言い出し、大慌てで20分ほど探すことに。無事に見つかり、安心して帰路につきました。
ちょうどA姉のお宅の前を通りかかったので、気になって車をゆっくり走らせていると、なんとA姉がお部屋の方から出てこられる姿を見かけたのです。驚きながら車を止め、急いで駆け寄りました。以前息子さんからA姉の認知症が進んでいるとの話を聞いていたため、「私のこと、覚えておられますか?」と声をかけると、姉妹は笑顔で「何を言っているの、先生じゃない」と応えてくださいました。
教会のみんなが心配して祈っていることをお伝えし、また最近の出来事についてお話ししました。姉妹も、デイサービスに通いながら過ごしておられる日々の様子を語ってくださいました。「日曜の礼拝だけでも、息子さんにお願いして教会に来られたら…」と伝えると、「いえ、私の方から教会に行きます」と力強くおっしゃったのです。その元気な姿に、以前より回復された様子を見て、本当に安心しました。
帰り道、後輩に「ありがとう」と感謝の言葉をかけながら、万事を益とされる神の導きに心から賛美をささげました。もし後輩が温泉に行きたいと言わなければ、鍵を忘れなければ、この再会はなかったでしょう。わずかな出来事の「ずれ」がもたらした、主の不思議なご計画でした。
「主のなさることはすべて時にかなって美しい」(コヘレト3:11)。この御言葉の通り、私たちの生活の中には、主の恵みと導きが確かに働いています。思いがけない出来事の中にも、神の愛が満ちています。これからも互いに愛し合い、とりなし祈りながら、主の恵みに共にあずかってまいりましょう。シャローム!