『イエス様に導かれて』~小さな泉の村10年目の春~
マタイによる福音書 25章31~40節
『わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。(マタイ25:40)』
今から12年程前、私は、雪の舞う寒い冬の夜に富山駅の地下道で、一人の小さな老人とすれ違いました。その人は、ぼろのような黒色の長いコートを身に纏い、たどたどしい足取りで凍える地下道を歩いていました。その強烈な出会いが「小さな泉の村」のスタート地点だったと思います。
大不況の嵐リーマンショックの影響で住まいや職を失った境遇にある人々のために2009年1月から、食事などを提供してきたホームレス自立支援団体「あったか相談村」が、2016年3月、活動を終了しました。その活動終了の発表がされた日に、ボランティアとして参加していた私は、この小さな灯を消してはいけないという強い思いを示され、そして、時を同じくし、小泉町キリスト教会の閔牧師も「地域に根ざした奉仕活動を!」というミッションを、主から与えられていました。
その二つの出来事が神様の導きにより結び付けられ、あっという間に小泉町キリスト教会の信徒会での同意を得られ、時にかなった神様の導きで2016年4月に教会の名前から「小さな泉の村」として名前を変えて再生しました。その時に主から与えられた奇跡と感動は今も鮮明に心に残っています。 「小さな泉の村」の活動では、毎回、主が始めから終わりまで伴って下さって、会場が聖霊様の喜びで満たされていると感じます。そして、「小さな泉の村」の活動は、主イエス様の導きの内に現在に至るまでいくつかの小さな変化を伴いながら、また、コロナ禍の時も活動の形を変えながらも途切れることなく続けられています。そして小泉町教会の兄弟姉妹、ボランティアの方々のご尽力によって、10年目の春を迎えます。振り返ると、あっという間の9年でした。利用者さん、ボランティアの皆さんと一緒に楽しみながら一歩一歩と歩(あゆ)んで来て、前方を見ると「10」という数字が見えてきた、という感じでしょうか。
それは、イエス様が小さな者に目を注がれ、主の愛と導き、道を示され必要なものを備えて下さったからこそ、ここまで歩(あゆ)めたのだと思い、主に心からの感謝を捧げます。ありがとうございます。そしてこれからも主の導きによって、同じようにまた一歩一歩歩(あゆ)みを進めていけると信じています。
地域の片隅でイエス様の導きによって始まった、小さな人々のための活動「小さな泉の村」が、冒頭に掲げた御言葉を忘れず、イエス様の愛に溢れた場所として、そこに集う「小さな人々」の救いと喜びの場所となりますよう祈ります。 ハレルヤ アーメン!
瀬戸泰子