「 すべては主の恵みです 」
昨年から今年にかけて、私たち小泉町教会に与えられた数多くの祝福の中で、最も大きなものは「小さな泉のカフェ」でありましょう。能登大地震という悲しい出来事をきっかけに始まったY地区の皆さんとの交わりですが、神はその交わりを大いに祝福してくださり、村の方々と驚くほど豊かな絆を築くことができました。
今年度もすでに半分が過ぎ、残された時間もわずかです。以前から皆さんとも話し合ってきたように、「小さな泉のカフェ」の働きは2025年度までを一区切りとし、その後については未定であるとお伝えしてきました。その時まで最善を尽くしてY地区の方々に仕えていきたいと願っています。
ところが前回のカフェの折、M主事から「今年度で終わるのでしょうか」と寂しそうに尋ねられました。また、集っておられる方々が「いつも楽しみに待っていました」「最初から一度も休まず来ています」と笑顔で語られる姿を見ながら、心から感謝があふれ、新たな祈りへと導かれました。そのためM主事には、「もしY地区の皆さんが望まれるなら、回数は減るかもしれませんが、定期的に伺いたいと思います」とお答えしました。今後は皆さんと相談しつつ決めていきたいと思います。回を重ねるたびに、Y公民館での交わりの豊かさと、皆さんが心待ちにしてくださっている姿を実感しています。もしこの働きを神がさらに望まれるのであれば、私たちは御言葉に従わなければなりません。
いつもお伝えしていることですが、人との出会いに偶然はありません。どんな出会いにも神の導きと御業があります。これまでそのことを幾度となく体験してきました。私たちにできることを最善を尽くして行いながら、これからの働きとY地区の皆さんとの交わりを期待していきたいと思います。
Y地区の皆さんが「お腹も心もいっぱい満たされた」と喜んで帰って行かれる姿、そしてカフェの中で歌ったゴスペル「めぐみ」の歌詞を受けてU館長が冗談交じりに語られた「そうですね。すべてが主の恵みですね」という言葉…。その瞬間、ああ、彼らの心にもすべてが主の恵みとして届いているのだなと思い、嬉しくなった私でした。シャローム。
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