2025年7月26日土曜日

2025.6.22 本日の宣教

  『 AⅠに優るもの』

              創世記2章7節

AIとはArtificial Intelligenceの頭文字をとったもので訳すと人工知能となります。AIは生活の至る所で使われようとします。現在AIは人間の最高頭脳を超えたと言われています。AIと人間との差はAIを人間だとしますと、人間は猿の知能レベルだそうです。今後AIは発展し続け、今後10年以内にはAGI(Artificial General Intelligence)訳すと人工汎用知能が活用されるということです。これは、人間のような汎用的な知能を持つ人工知能を指すもので、学習能力、意思決定能力を持つとされています。この時、人間とAGIとの能力との差は、人間と金魚ほどの差になるようです。さらに、AGIはASI(Artificial Superintelligence)(人工超知能)へと進化していくようで、あらゆるタスクや問題において人間よりも優れた能力(人間の能力の1万倍?)を持ち、自己学習や自己進化により、知識や能力を飛躍的に向上させ、人間には解決が困難なまたは不可能な問題にも解決策を見つけ出すことができるとされています。要するに、AIに聞けば何でも解決してくれる、というわけです。AIは生活の至る所に活用され、石油が私たちの生活になくてはならないものになっていったように、AIも私達の生活になくてはならないものになっていきます。まさにAI様〃の生活に変わっていきます。AIが何でも教えてくれる。解決策も提供してくれる。また、AIが作り出すバーチャル空間の中で、楽しみ、憩い、慰め合える。そこでは異なる意見は入りにくく、自分の入っ ている空間があたかも真実で正しい空間であるかのように錯覚してしまう危険性があります。また、私達は、生きる空間から神を締め出してしまう危険性があるのではないでしょうか。

私達はこれから先、AIを信頼して活用し、AIが提供してくれる情報を受け入れ、それによって自分の価値を構築し、社会で成果をあげ、認められるようになるでしょう。まさにAIこそが私達の拠り所、あたかも私たちの神であるかのような役割を果たしていくかもしれません。しかし、それでいいのでしょうか?神は私たちと親しい関係を持つために人間を作られたのではないでしょうか?神は命をかけて私たちを神との関係回復に導いてくれたのではないでしょうか? 

創世記2章7節には次のようにあります。

「その後神である主は、土地のちりで人を形作り、その鼻に命の息をふきこまれた。そこで、人は生き物となった。」

とあります。もし、私たちが日々、神様と交わり、神様の命の息をふきこまれなかったら、人の1万倍の頭脳を持つようになると言われているAI時代の中で価値を失い、地のちりとして、または生きた化石として生きる他なくなるのかもしれません。しかし、そのような私達に対して、私達の神となり、日々命を与え、愛し、導いて下さる神様に今日も応答しようではありませんか。

                          S.H.姉

0 件のコメント:

コメントを投稿