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2025年7月26日土曜日

2025.7.13 牧師室便り

 「 母からの思わぬ贈り物 」

先週のある日、義理の母が日本にいたときに使っていたカバンを片付けるために中を確認したところ、母が長年にわたって大切に書き続けていた帳面が出てきました。一つ一つ、母が大切に使っていたお金の項目がぎっしりと記されており、その帳面をめくっている途中、千円札の束が出てきたのです。

妻と私は驚きながらその中身を確認したところ、それは母が日本に来る前に銀行から大切に引き出してきたお金でした。

おそらく母は、主日礼拝の献金として毎回千円ずつ献げるために準備していたのでしょう。しかし、思いがけず怪我をされ、やむを得ず帰国することになってしまいました。そのため、この帳面の中の千円札の束は使われることなく、そのまま挟まれていたのです。

義理の母は今年1月、95歳で天に召されました。今は天にあって、天国での祝福を受けながら、地上の家族のために祈ってくれていると信じています。私たち夫婦は、この母が大切に備えていた献金を、そのまま感謝献金として献げることにしました。

最近、教会の会計状況は厳しく、私たちも神の助けと祝福を祈り求めています。これまで小泉町教会を支えてこられた主が、時にかなって奇跡的に必要を満たしてくださったことを信じ、今回の義母にまつわる出来事も、その一つとして受け取りました。もちろん、大きな額ではありませんでしたが、神は義理の母の献金に込められた大切な思いを、私たち夫婦へのプレゼントとして与えてくださったのだと思います。

愛する主は、小泉町教会を深く愛しておられます。そして、これまでも時にかなって必要を満たしてくださってきました。これからも神は、小泉町教会の歩みと、福音伝道の働きを必ず祝福してくださると信じ、私たちも主に献げる歩みを続けていきたいと思います。シャローム。



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